突発的に訳も無く歩いたりする癖。
特に目的もなく、頭の中でなんか唄いながら歩く。
2日の夕方にぶらっと名古屋散歩道。

まあ東京と比べて人が少ないのは当然だけど、ちと寂しいなあ。
名古屋ブルーノートを覗いたら改装中だった。


正月のテレビ塔。
中途半端な高さだけど、東京タワーの色合いよりも僕は好きだな。

落ち着く・・・ただそれだけ

ただ、こんなとこを一人でのっぺり歩くのもあれで、恥ずかしげに塔の下をくぐって行ってしまったけど。


そうそう地元に戻ると、風景が少しずつ変化するのが楽しみでもあったり、少し切なくもある。
こんな通りも１つ角を曲がると、

ちょっとだけタイムスリップしたような感覚になる

左手には生まれた時から見えるテレビ塔


右手には上京して出来た駅ビル

また角を曲がれば夜の街に変わる不思議な空間だ。
ただここ数年、この一帯も少しずつ外の空気が入いるようになってしまった。
シャッターが閉まる店もちらほら。

街も呼吸をしている

もっと昔はもっと情緒があったんだろうな？
そう思うと現在の変化なんて、誤差みたいなモノなのかもしれない。

ふと気づいたら小学校の通学路を辿っていた。
そう言えば、上京してから小学校の同級生に全く会ってないなあ。
心のどこかに何か後ろめたい気持ちがあるんだろうな、きっと。


あ、まだこの文房具屋さん残ってるんだ。


登下校で毎日渡ったこの歩道橋。
初めて渡った時、ちょっと怖かったような曖昧な記憶が。
そんな事を思い出しながら歩いていたら、あったはずの同級生の家々は跡形もなくなっていた。

皆どこにいるんだろうか？

ただ、なぜか今は特別に知りたい気持ちはない。


あ、小学校前のお菓子屋さんは残っているみたいだ。
まだお店やってるのかな？

そして小学校の正門前でほっと一息ついてから、不審者の如く裏門に周り、そっと中の様子を覗いてみた。

すっかり日の落ちた校庭はどうやら工事中みたいだ・・・。
あ、でも鉄棒の奥に好きだったジャンプアーチがある。
これ一番上に届いたっけな？280くらいだっけ？
小学校の頃は結構、身長が低かったりしたからな。

さすがに門を飛び越えるのも気持ちが引けたので、学校を一周して終わった。
そして誰もいない隣の公園で一人ポツンと立っていた。

ここで、よく野球をやったもんだ。
小４になったら野球部（春夏）とサッカー部（秋冬）入る！って気持ちが強くて、
何となく通わされていたYAMAHAをやめちゃったんだよねえ。

ああ、今のモチベーションがあれば両立できたかも知れないけど、

これも何事も巡り会わせなんだろうね

何だかちょっと切なくなってきたなぁ
もっともっと歩き回りたい気分だったけど、今日はお家に帰ろう。

毎日歩いてたら気にならない道も、殺伐とした景色も、たまに帰ると心の隅から

じわっとした空気

が流れ込むようだ。

3日は友人の誘いで、名古屋ボストン美術館に行った。

浮世絵名品展

はっきり言って美術音痴なんだけど、まあ観るのは嫌いじゃないし付き合い程度に観た。
が、これがまた結構面白い。日本の職人はホント繊細なんだなあと。
江戸時代に観た富士山はどんな感触だったのかな？

その後は、何か色々とおしゃべりした。
そして色々とパワーを貰ったかも知れないなあ。


今年で上京１５年目。
そしてまた富士山のあちら側で生活する。
何かやらなければいけない事を探して、ぶつかって、また歩いて行くのかな？

今年もまた訳も無く