パリ紀行(5日目)-フランスの森-

2006/10/03

今日は、ちょっとパリの郊外に行ってみることにした。
郊外と言っても、自宅が郊外なので近場でしたが。

「Pont de Serve」(ポン・ドゥ・セーブル)からバスに乗ること約30分。
たどり着いたのは、「Versailles」(ヴェルサイユ)

そう、あの「ヴェルサイユ宮殿」のある地だ。
そしてバスを降りると雲一つないスカイブルー
パリ2006

チケットを買うのにはかなり並んでいて、自分の前でオーストラリアとインドの観光客同士が色々雑談している。
自分も英語がわかればもっと楽しいだろうにと思うのだった。

さて、チケットを購入後早速ヴェルサイユ宮殿に向かう。
ちなみにチケットは1日優待券を購入したので、20ユーロちかくだったかな?かなり高め。
パリ2006

宮殿に入り、日本語音声ガイドを耳にしながら歩く。
ここは、戦で名を残した王族、将軍たちの石像が並ぶ。
パリ2006

建物のあらゆる所にこれでもか!というくらいの絵画。
パリ2006

ここにも、そして自分の背後にも、頭上にも・・・。
流石上流階級はやることが違う。
パリ2006

王室御用達のオペラ劇場(撮影禁止)を抜けると「鏡の回廊」
パリ2006

女王の寝室。こんなベッドで寝ても落ち着かないかも知れないと平民は思った。
パリ2006

真ん中がマリー・アントワネット。
パリ2006

とにかくこの宮殿にはとんでもなく大きい絵画が目に入る。
この宮殿がいかに金や権威を独占していたのかがよくわかった。
パリ2006

さて、宮殿の豪華さを堪能し、青いキャンバスに広がる庭園に向かった。
その光景に絶句。
パリ2006

日本の皇居も凄いのだが、やはり広さや緻密に計算されているかのような景色はまさに芸術的。
ここで、アメリカ人らしい夫婦と写真を撮り合って、いい場所での記念写真となった。
何せ一人で行動していると自分入りの写真が少ないからね。

どの眺めも絵になる。設計、建築者には脱帽だ。
パリ2006

あまりにも気持ちがいいので、サンドイッチを頬張りながら歩き回る。
写真は「Jambon」。
英語だと「大きい」って想像してしまうのだが「ハム」。
パリ2006

こうやってフランス語を子供みたいに少しずつ覚えていくのだ。
そう言えば、初日は「glace」(アイスクリーム)屋さんで、「strawberry」って頼んでたのだが、今では「fraize」ってね。

やはり日本語のない環境で勉強するのが一番近道なんだろうな?と日本語さえ怪しい自分。
ちなみにフランス語の単語は甥っ子に遥かに負けている・・・


さて、アイスを食べてぶらぶらしながら見つけたのが、これだ!

パリ2006

何とレンタル自転車屋さんを見つけしまう。

迷った結果、ちょっと勇気を出してレンタルするのだった。
借りるにはどうやら身分証明書が必要で、パスポートを預けることになりちょっと不安に。

さあ早速、庭園内をサイクリング。
とにかく庭園は広大で、森に囲まれた十字架型の運河が特徴的だ。
パリ2006

運河の一番端からみるヴェルサイユ宮殿!
パリ2006

自転車レンタルして正解で、とてもじゃないけどこんな距離は歩けない。
自分の中では、ちょっとした「ツール・ド・フランス」気分。

さらに調子に乗って森の中に突入する。
おお!!ディープインパクトだ!!(大嘘)
パリ2006

そう言えば、10月1日に凱旋門賞があるなあ?と残念がっていると

おお!!武豊だ!!(しつこい)
パリ2006

その後は、人の気配が消えた山道をひた走る。
地図からはみ出した地点なので、ちょっと戻れるのか不安になってきたが何とか無事帰還。
本当に気持ちよい風を浴びることができた。

ほぼ1日ヴェルサイユで過ごしたがまだちょっと時間があったので、真剣に「Hippodrome de Longchamps」(ロンシャン競馬場)へ行ってみようと思った。
ロンシャン競馬場は「Bois de Boulogne」(ブーローニュの森)の中にある。

ただ、自分の持っている地図では交通案内がないので、地下鉄から歩いてみることにした。

地下鉄9号線「Michel-ange Molitor」(ミシェル・アンジュ・モリトル)駅から西に向かって歩く(歩いてるつもり)
しかし、方向大音痴の自分はやっぱり方向がわかrない。

標識に沿って進んだと思えば行き止まったり。
森と言っても道路もかなり複雑に走っている。

パリ2006

このままだと競馬場も入れないだろうし、それこそ本当に日が落ちて迷ってしまいそうだったで退散することに。

そう言うわけで、その後はショッピングで早めに帰宅したのだった。
と言っても19:00過ぎくらいだったが・・・。

姉とたわいもない話で時を過ごしているうちに、あと3日なんだなあ?まだまだ行きたいところが山ほどあるのに・・・とちょっと寂しい気持ちになる。

姉夫妻はロンドン、パリと海外に住んで7年近くにもなるので、もうそろそろ日本に帰りたいと言っていた。
それとは反対に自分は日本に帰りたくないなあと、頭の片隅に浮かび始めたのだった。