4日目の折り返し地点かあ。
早いような気もするけど、想像以上に満喫しているので文句はあるまい。
今日は姉と甥っ子と一緒にセーヌ川の遊覧船に乗る事になった。
「Pont de Serve」(ポン・ドゥ・セーブル)付近からバスで「Bateaux Mouches」(バトー・ムーシュ)乗船場へ向かうことに。
最初のバスに乗ろうとしたら、姉が「何?あのバス?」と。
どうやら姉も見たことがない特別なバスらしい。
何とも歓迎してくれたようで自分も甥っ子もご満悦。
バスを乗り継ぐために、ここで歓迎バスとサヨナラ。
観光してからの乗り物は、地下鉄とRERだったのでほとんど景色を見ることはなかったが、やっぱバスの方が楽しい旅ができるかも。
あ、でも列車のドアをレバーで開けるのもちょっと楽しかったりするけど。
さあ船に乗船だ!
歩いてみる景色とは違って、これまた素晴らしい。
そのうち晴れると思った半袖の自分は、曇りがちの風に当たってちょっと肌寒い。
でもこの景色を見ていると、そんなことを忘れさせてくれる。
お、(ナポレオン三世橋)
昨日見た「Messee d'Orsay」(オルセー美術館)と「Cathedrale Nortre Dame」(ノートル・ダム寺院)。
船から見るとまた違った味わいだ。
国立美術学校?
何せ中国語の音声ガイドはあるが、日本語はないので・・・。
とくに大きな建物がなくても、充分楽しめる街並、たまに手を振ってくれる人が多数。
お台場ではない。ニューヨークでもない。
これが本場の「自由の女神」だ。
そしてコーナーを曲がると、最後にエッフェル塔だ。
パリで何度、目にしたことか。
さて遊覧船を降り、近くのカフェで昼食。
今回入ったのは、「CAFFE」&「BRASSERIE」みたいで、お肉料理がメイン。
ちょっとヘビーにステーキを注文した。左はニョッキ。
フランスっぽくなかったかも知れないが、これも良し。
姉と甥っ子とは、ここでお別れ。
ちょっと服でも買いに行こうとシャンゼリゼ大通り方面へ移動中,偶然見つけたチョコレート屋さん。
これだ!とインスピレーションが働いて会社のお土産にする。
会社で大好評で、自分用にも買っておけば良かったと後悔したくらいだった。
その後、色々と探しまわったが、結局デパートが建ち並ぶ「Opera」へ移動。
ここから雲行きが怪しくなる。
天気ではない「言葉の壁」
何て言えばいいのだろう?と会話本やら電子辞書を何度も見返し、デパートを行ったり来たり。
脳内シミュレーションがフル稼働し、数時間後ようやく重い口を開いた。
今日のフランス語、
「Exusez-moi, Puis je l'essayer?」(すいません、試着してもいいですか?)
う、思いっきり噛んだ・・・。
店員「 l'essayer?」
自分「Yes」 ←英語で答えてるし・・・。
挙げ句の果てにサイズが合わないず、どうやらこれ以上小さいのはないらしい。
最終的に他の店で、しどろもどろな会話で何とかパンツを購入。
言葉と言うか多分、表情やボディーラングで通じたかと。
でも、いい経験だったろう。
さあ、今日の第2部「サッカー観戦」!!
姉の住む自宅から3駅ほどに「Parc des Prince」(パルク・デ・プランス)という競技場がある。
そう、世界のトッププレイヤー・ロナウジーニョが在籍した「Paris Saint Germain(PSG)」(パリサンジェルマン)が本拠地だ。
本当ならルマンの松井大輔と行きたいところだが、これも何かの縁ということでPSGを応援。
さっそく競技場に向かう。
が、途中で酒瓶を持った2人の若者に捕まる。
言葉がわからないのでちょっと怖かったが、日本人ってことを伝えるのが精一杯。
でもどうやら、「カップ戦なんだよ」とか試合について親切に説明してくれたようだ。
最後にお礼を言って、球場に入った。
そう、今日の試合はフランスリーグではなく「Coupe de la Ligue」というカップ戦で、対戦は「PSG VS Lorient」
(と言っても、選手は全く知らないのだが)
わくわくしながらスタンドに入り、係員に席を案内してもらう。
チップを渡すのを忘れてしまったが・・・。
試合前に球場の雰囲気を堪能。
一般席はかなりガラガラだったが、ゴール裏はかなり盛り上がっいる。
そして試合開始すると、自分の席が好ポジションだったことに気づく。
こんな間近でみられるとは思っていなかったからだ。
日本ではここまでピッチが近い球場は早々ないだろう。
さて、試合の方は、前半PSGが1点を先制された。
でも試合内容からして、PSGの方がいい感じだ。
そして、その通り後半一気にたたみかけ、同点!
その後も怒濤のゴールラッシュで,3-1と見事に逆転勝利!
自分も3度のゴールに自然に立ち上がった。
周りを見渡しても日本人は自分一人だけだが、PSGファンと同化した気分だった。
サッカー観戦ってこんな楽しかったのか?とパリの夜空で熱狂したのだった。