パリ紀行(2日目)-パリ観光初日-

2006/09/27

AM8:00起床 外は薄曇り

時差ぼけは特にないような感じだ。
朝食は、パリにいながら「ごはん」と「味噌汁」。
日本にいる時より規則正しい生活かも知れない。

さて、観光初日は足慣らしにと姉が少しだけ付き添ってくれる事になった。
まずは、パリの交通機関で必須の「メトロ」
1週間パリ市内/近郊のメトロが乗り放題の「Carte Orange」(カルト・オランジュ)を購入する。

パリ2006 Carte Orange

ちなみに右の切符は、カルネという1ユーロでメトロを使ってどこでも行ける。
自分の買ったカルト・オランジュ(1-2)では乗れない路線もある。

事前に証明写真を用意していたので、後は姉に通訳をお任せして購入することができた。
それにしても、2年ちかく住んでいるとは言えども姉のフランス語には驚かされた。

さてメトロの改札は自動のようで自動でない。
切符を通すまでは自動だが、後は自力で鉄製の棒扉を押しのけて入る。

メトロの駅は、所々アートな駅があって面白い。
パリ2006 Carte Orange

さて、まず目指した駅は「Opera」。
デパートやブティックが並ぶ都会の街です。
今回の旅で、ちょっと計画があって寄りました。

パリ2006 オペラ

ちょっと一山あり一段落した後、姉とOpera付近のちょっと高級なカフェに入って昼食をとる。
パリ2006 オペラカフェ

自分はサンドイッチを頼んだが、姉の頼んだホットサンドの方が美味しかったかな?
パリ2006 オペラカフェパリ2006 オペラカフェ

さて昼食を終えた後、ここで姉とお別れ。
ついに一人で行動する事になった。
かなり不安な心境だったが、町並み歩いているとその風景に心を奪われていた。

そして、最初にたどり着いたのは、ショパンの葬儀が行われたと言う「Eglise Ste. Marie Madeleine」(マドレーヌ寺院)
パリ2006 マドレーヌ寺院

凄い。その迫力にしばし見とれる。
さらに、中に入ると「神聖」という言葉の意味が肌で感じられる。
パリ2006 マドレーヌ寺院

壮大なマドレーヌ寺院を後にしてまた歩き始めた。
次にたどり着いたのは、「Place de la Concorde」(コンコルド広場)
パリ2006 コンコルド広場

360度どこを見渡しても絶妙な景色。
そして、シャンゼリゼ大通りの先に続いて見える「Arc de Triomphe」(凱旋門)
次の目的地だ。
パリ2006 凱旋門

しばしシャンゼリゼ大通りを歩くが、凱旋門まではちょっと距離がある。
でも、全く持って飽きない町並みに更にアドレナリンが上昇する。

一流ブランドの店やカフェを横目に歩き続き、ついに目の前にした凱旋門。
パリ2006 凱旋門

しかし入り口が見当たらず、しばらく周辺や地下道をうろうろする。
いくつも道を通ってようやく凱旋門に到着。

はやる気持ちを抑えながら、窓口で慎重にこう口ずさんだ。

 「Un billet, s'il vous plait」

通じた(と思う)。
初めての買い物は、展望台への切符だった。

しばらく凱旋門下で景色を見回した後、螺旋状の階段を息をきらしながら駆け上がった。
パリ2006 凱旋門

そして、凱旋門の屋上へ出て、パリの町並みを風に吹かれながら堪能する。
午前は曇りがちの天気だったが、この頃には雲の隙間から青空が見え隠れしてきた。
パリ2006 凱旋門

さあ、今日はこれで帰ろうか?とメトロ6号線の乗換駅「Trocadero」にたどり着く。
パリ2006 エッフェル塔

しばらくガイドブックを凝視していると、なんだかまだ回れそうな気がしてきた。
「Trocadero」の駅を途中下車して、地上に出ることにした。

そして、あまりにも突然の光景だった。

パリ2006 エッフェル塔

「Tour Eiffel」(エッフェル塔)
もう、ここまできたら昇るしか方法はないと、足早に塔に向かう。

これが、セーヌ川かと観光人らしくキョロキョロして歩いていると、
パリ2006 エッフェル塔

中東・アフリカ系の若い女性に声をかけられる。
自分は何を言ってるかわからない振りをしていた。

言ってる言葉はわからないが、彼女は「お金を恵んでください」としつこく後を追ってくる。
「Non, Merci」とそそくさと歩き続けるも、一向にあきらめない様子。
そんな気まずい雰囲気の中、あるフランスの若い女性が割って入ってくれ、堂々と断ってくれた。

この親切な行いにとても心打たれ、フランスの好感度が頂点に達っした。
フランス素晴らしい。本当に素晴らしい。
そう思いながら、展望台への長蛇の列に並んでいた。

第2展望台に着いた頃には、空がオレンジ色に輝いていた。
パリ2006 エッフェル塔

「ああ、もうすぐ夜か?」とふと時計を見ると目を疑った。
もう20時を過ぎている!
これがフランスの1日なんだなと、ある意味カルチャーショックでもあった。

そして、たどり着いた第3展望台から見下ろす頃には、奇麗な夜景と移り変わっていた。
パリ2006 エッフェル塔

中国人のカップルに写真をとってくださいと声をかけらる。
キラキラ光るエッフェル塔をバックに自分も記念に写真を撮ってもらい、最後に握手をして帰宅するのだった。
パリ2006 エッフェル塔

観光初日から最高にヒートアップ。
まだ始まったばかりだというのに、この先どんな出来事があるのだろう?と眠りにつく午前0時