HYSTERIC MAMA期1st アルバム
■俺流評価(7):★★★★★★★
前のレビューからかなり間が空いてしまったが、この寒い冬の中、超熱く語っていきます。
ここからのアルバムはお茶の間にはあまり馴染みのない作品になってしまうだろうか?
しかし、このアルバムは個人的に思い入れが深すぎて、彼女はもとより、自分もターニングポイントだっただろうか?
■「衝撃のイメチェン」
ジャケットを見ればお分かりの通り「ショートカットにジーパン」の今まで縛られていたアイドルの姿から、ロックお姉さんに変身!
ファンからはかなり波紋を呼んだようだが、俺はこれでかなり悩殺されたのである。
■「HYSTERIC MAMA」
今までは、作家から提供された楽曲を歌う「作られたアイドル」から一転、所属プロダクションか彼女の意向か?路線変更の詳細は不明だが、バンド「HYSTERIC MAMA」を組み、新たな船出に出る。
メンバーは「横浜スタジアム1992」で構成。
■生まれて初めて行ったライブのタイトルアルバム
くどいようだが、高校の期末試験前日に朝5時からライブハウスに並び、前から2列目という信者ぶりを発揮していた。
この年は「Small Open Zoo」ツアー、「Big Open Zoo」(横浜スタジアム)とかなり盛大なライブが行われた。
当時、大学を目の前にした高校生だったので2度目の浜スタ凱旋も無惨に敗れ去ってしまった。
ちなみに「Big Open Zoo」では、真理子嬢が同ギターリストと「結婚発表」をした伝説ライブである。
■アルバムのコンセプト
さて、アルバムの方だが真理子嬢自ら作曲も挑戦しており、作詞においては全て彼女が手がけ、今までのイメージを払拭し、とにかく思いついたことを彼女なりのスタイルで発言している。
初挑戦と言うこともあり気持ち手探り状態ではるが、何気にコンセプト強いアルバムと言えよう。
「Open Zoo」と言うのだから、もちろん動物がテーマである。
でも、単に動物というカテゴリーではなく「キリン」「ゴキブリ」「愛犬」そして・・・「人」というものに対して何を感じるのか?という永遠のテーマを歌っている(と思います)。
特に「HYSTERIC GLAMOUR」なんかはその代名詞。
ファッションブランドに「HYSTERIC GLAMOUR」ってのがあるんだけど、それになぞって「人間の感情ブランド」という深い(?)メッセージを持っている。
「卒業してもサヨナラしても遠くでも」は、高校卒業がラップする時期で、色々と想い出深い。
これを聴くと、ある風景が浮かんでくるのだ。
■「La-La-La」と言えば永井真理子
「何のために ここに生まれてきたのかと 考えたりする」
「La-La-La」の歌詞全体を通して、このストレートな世界観が超名曲と思える所以だ。
特に「横浜スタジアム1992」で発表したバージョンが心にしみる。
自分にとって、大黒摩季なんて久保田利伸なんて比になりません(笑)
声を大にして言いたい。
「La-La-La」と言えば「永井真理子」なのです!
Produced:Mariko Nagai With HYSTERIC MAMA
Drum:Jun Matsumoto
Bass:Enrique
Gt:Koji Hirota
Key:Atsushi Onozawa、Masafumi Hayashi
大きなキリンになって
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
GONG!
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
HELP
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
卒業してもサヨナラしても遠くでも
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
南へ
LYRICS:永井真理子 MUSIC:廣田コージ ARRANGE:林真史&廣田コージ
HYSTERIC GLAMOUR
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
Chu-Chu
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
結婚のうた
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
あなたがいない
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:小野沢篤
La-La-La
LYRICS:永井真理子 MUSIC:廣田コージ ARRANGE:廣田コージ
ひとりぼっちのにおい
LYRICS:永井真理子 MUSIC:永井真理子&廣田コージ ARRANGE:林真史