寺井尚子「ドリームダンシングツアー2005」

2005/04/17

寺井 尚子 「ドリームダンシング・ツアー2005」
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場所:品川プリンスホテル ステラボール
時間:17:00~19:20(1部・2部)

出演者:
寺井 尚子(Vln)
北島 直樹(p)
細野 義彦(g)
成重 幸紀(b)
中澤 剛 (ds)

今年も、行って参りました。
会場近辺は、「アクア・ミュージアム」とかいうパビリオン(?)で人々がごった返していました。
で、会場内にはいると客層がおばさん連中ばっか・・・。年齢層は下がっていると言えば下がっているが。

■第一部
・新曲(タイトルなし)
予想ではオープニングは「マイナー・スイング」でくると思ってたが、北島氏の新曲で始まる。
つかみの為に、ノリのいい曲をチョイス。
でも、今となってはどういう曲だったか記憶無し。

・ハバネラ 
・パリの空の下
2曲目は、今回のアルバムの特徴である「ハバネラ」
3曲目も、アルバム曲順通り「パリの空の下」

「ハバネラ」の選曲はやっぱいいねえ。バイオリンはぴったりだ。
ただ演奏すごいけど、何回かライブ観ているせいか、それも麻痺している感じ。

・ムード・インディゴ
アルバム通り、成重氏のベースと尚子嬢のディオで始まる。この曲は弦がすごいあうなあ。
でも、ベースはあんまイケテないような気がするのは俺だけかなあ?
曲調のせいもあるのか、なんか一般人の演奏と変わらないような気がする。

・光の中の恋人たち
尚子嬢バンドの定番のスタイルで、相変わらずのアップテンポはカッチョいい。
ただ、こういうスタイルは、本人たちも今はあまり重視してない感じが、曲順からしても読み取れる。
こういうスタイルばかりだと飽きるからなあ。
でも、1ライブ1回くらいは期待してる自分はいるのだが・・・。

・散りゆく花
落ち着いたバラード。ライブの流れでアクセント的かな。

・オレオ
ソニーロリンズのハードバップナンバー
考えてみれば、こういう曲ってライブでやってるようであまりやっていない。
今迄はオリジナルが多かったから当然か。

■第2部
休憩中、記念にアルバムかって色紙貰おうとしたけど、なくなっちゃった。
飲み物探しに外へでるが、見つからない。皆どこでそのジュース買ったんだ?

さて、第一部はアルバムの色「赤」の衣装だったが、今度は、メンバー全員が黒で登場。
「スタンダード」ってのを意識した演出だろうか。

・ドリームダンシング
尚子嬢の曲。超シンプルなファンク。相変わらずセクシーに演奏しています。

・あの頃の日曜日
北島氏の曲で、5月から金鳥蚊取り線香のCMで起用予定で沖縄から蚊と共に北上するらしい。
この曲、何気に「ムード・インディゴ」な感じがするのは俺だけではない。

・マイナー・スイング
アルバム通り細野氏の淡々としたバッキングで始まる。
アルバムと違うのは、尚子嬢と細野氏の恒例のバースチェンジ。

・グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
チャーリー・ミンガスのナンバーから。うん。まずまずカッコよかった。

・ソング・フロム・ジ・オールド・カントリー
オープニングは、かなりアウトして演奏。こういう路線もやってくれるんだと。
ただ、テーマに入ると普段通りのスタイルに戻ります(笑)。
それにしても、北島氏のピアノソロは本人はかなり逝っちゃってました。
中澤ドラムもかなり気合いはいってました。

・マイ・ウェイ
ここから、マイクか配線トラブル気味。ブツブツ音が切れる。
それでも曲は淡々と進む。

・スペイン
これをやるとは予想外。ナゴヤ・ブルーノートのときの「リベルタンゴ」も嬉しかったが、今回はそれ以上に期待が!!・・・が。
マイクトラブルだね。ついに、ラインの音は消えました。生の音だけです。
一応聞こえるのだが、全然迫力無しですよ。
無茶苦茶いい演奏してるのに!エンジニア頼みますよ!やはり音響は重要だと痛感。
それでも、今日一番だった演奏と感じさせるところがスゴいね。

■アンコール
・星に願いを~ひとりぼっちの晩餐会 メドレー
今回のツアーは、選曲がかなりグッドな感じです。というかテーマが「スタンダード」だからか。

・??
最後の曲はなに?だったけど、多分スタンダードナンバー(まだまだ勉強足りん)
淡々と演奏して終わりました。いや悪い意味ではなく。

■ライブを終えて
何と言っても、「スペイン」の演奏が心残りだった。
アンコール前に、マイク、ライン周りをエンジニアが調整してた。やっぱ、配線関係がまずかったと思われる。
ああー、神奈川のライブ今からでも予約してリベンジしたい・・・。

全体的にはやっぱり良かった!って毎度のことです。
ただ、「アンセム2003」の衝撃、「ジャズ・ワルツ」の圧巻までは、心は響かなかったかな?