DTMの初心

2005/02/19

本日、出社前に1月に出したWindowsPCが帰還する。
ただ、箱は開けてないので本当に直ってるかは確認していない。
さてこれから、本格的に音楽制作再開というところだが、ちょっと初心を振り返ってみた。

初めて、DTMを知ったのは大学生の頃

まだシンセでしょぼい直打ち込みから始めていた。
でも今考えればすごい力技、今で言う携帯で着メロのフルを何曲も打ち込んでるようなもんだから。

でも、さすがに力技も限界が見えてきて、PCに特に興味はなかったのだが、DTMに興味を持つようになった。
その当時は、DTMと言えば選択の余地なく「Mac」。大学の生協で初代「PowerMac6100/60 」を購入する。
(実はパイオニアからも同じスペックのMacを販売していて、そっちにも惹かれていたわけだが)
ちなみに、購入後に他のMacのデスクトップを観て「こっちにすれば良かった!」とショックを受けたのを思い出す。
なにせPCを何も知らない俺が「壁紙」って存在なんて想像もつかないのだから。

次にソフトだ。
当時は、ネットも周りに聞く人もいないから、とにかく第六感でしか製品を選択するのが俺流だった。

・M.O.T.U Perfomer(現:M.O.T.U DP)
・Opcode Vision(現:開発終了)
・Emagic Logic(現:Apple Logic)
・Steinberg Cubase(現:Steinberg Cubase ※YAMAHA傘下)

当時の主流は「Perfomer」「Vision」だったが、右も左もわからないので店員に聞くと「プロはパフォーマーが多いですね。ドリカムも使ってますよ」と。
しかしながら、生まれながら「あまのじゃく」な私が指を指したのは「Cubase Score」(Cubaseシリーズ中位版)だった。

決め手は「パッケージ」と「Score」と言う文字。なんてナイスな選択だろう。
「Score版」は楽譜機能が優れているという意味だが、現在まで至ってこの機能を活用したのは1%にも満たない。

さてソフトと「MIDIインターフェイス」やら「初めてのデスクトップミュージック本」やらを手に、期待を胸に帰宅する。
ここからは、想像できるだろう。

「音がでません」

シンセでは簡単に音が出たのに・・・。「Midi In?」「Port?」「Chanel?」
ネットも充実してないし、ましてや聞く人さえいない。しばらくMacはインテリアとなっておりました。
たまに目を覚ませば「爆弾」でフロッピーでOSの再インストール。

どれだけ無駄な時間を費やした事か・・・。
でもそんな毎日を繰り返していると、マウスの念力か音がなったんですよ!

それからというもの「Macスゲー、DTMスゲー」と信者モードと同時に、「時間」と「お金」が費やされる日々が続き現在に至るのである。
結局はサブPCとしてWindowsまで購入してもまだ物足りないコレクターと化している

さて、ようやく音楽制作モードに突入できるかな?
でもあの頃の「初心」のパワーがねえ・・・