原題:WAR AND PEACE
監督:キング・ビダー
製作:ディーノ・デ・ラウンティス
脚本:ブリジット・ポーランド、キング・ビダー
原作:レオ・トルストイ
出演:オードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー?,?ビットリオ・ガスマン
収録時間:208分
原作は社会科の教科書出てくるトルストイ。
一応、前回のオードリーを引き継いで借りてみたが、今回のオードリーは脇役って感じで観てました。
いやあ、それにしてもとにかく長ーい。3時間ちょっととつい知らず朝方まで観てしまったよ。
(原作はもっと膨大らしいが・・・)
話も断片的に飛ぶから結構大変だった。
かなり古い作品なのだが、エキストラがもの凄いし、CGなんてないからある意味大作と言っても過言ではない。
さて、こういう映画を見ると哲学の話になってしまう・・・というこで瞑想・・・。
戦争についての批判はこの映画の中では、声を大にしているようにはみえない。
だって、戦争を好むものは一握りの人たちでしかいないからだと。
それよりも人間性というか、人間の本音を的確に唱っているように思う。
人間、誰にも「心の迷い」がいつしか存在するのだが、これは人によって解釈や度合いが違う。
他人にとやかく言われようと、本人がもつ価値観や悩みは他人には測ることはできない。
自分の道が間違いだと気づきつつも、現実を守るあまりになかなか抜け出せない。
でも、本当に大切なものとは、盲目の中から抜け出して真実を見つけ出すものだと。
そこから抜け出すのは、何か大きなきっかけが必要になる。
現在、自分が正だと信じている思想も、明日になればこれまでに経験しなかった「真」があることに気づく。
しかし、それも幻かも知れない。
それを人生の中で何度も繰り返していくうちに、自分にとって最愛なるものが見つかる。
それと同時に人生最大の窮地でもあるのだろう。
この映画では人間の死に際で、人間の運命をめまぐるしく変化させていく。
当たり前と言えばそれまでだが、それでも人間の死は運命の大きなきっかけになるのだ。
「戦争と平和」これは相反する言葉は、両方あって成立する言葉なんだと・・・・・・。
っは!妄想してみた。
うーん、東欧もいいが、ロシア(旧ソ連)も何か行ってみたいなあ。
(大学の時にとったロシア語すっかり忘れてしまったわい)
ちなみに、こんなまにあっくなリンクがありました。
日本トルストイ協会